Excel内の画像や写真を圧縮しファイルサイズを軽くする方法

はじめに

エクセルのファイルサイズをみたらメガバイト級の重さになっていたことはございませんか?このようなサイズの大きいファイルをメールで送信した場合、相手のメールボックスを圧迫させてしまったり、そもそも容量の上限を超えていて添付できなかったりと、デメリットが発生します。サイズが膨大に増えてしまう原因の一つに、シート内に貼り付けられた画像(写真)の元サイズが大きすぎることが挙げられます。

ここでは、エクセルに画像を添付する前に圧縮する方法と、エクセルの機能を使って画像を圧縮する方法をご紹介します。

画像を貼り付ける前に圧縮する方法

まずは画像そのものを圧縮する方法をご紹介します。画像を圧縮するのに便利なWebサービスやフリーソフトがたくさんあるのでご自身の用途に合ったものを選びましょう。

TinyPNG

画像のファイル形式がPNGとJPEGならパンダが目印の「TinyPNG」がおススメです。画像をブラウザにドラッグ&ドロップするだけで60~70%ほど圧縮してくれます。
※1度に20枚まで、1枚あたり5MBまでアップロード可能。

tinypng

TinyPNG

compressor.io

PNGやJPGだけでなくGIFやSVGの圧縮にも対応しているWebサービス。
圧縮形式として非可逆圧縮(Lossy)または可逆圧縮(Lossless)を選択できます。元の画質を保ちたい場合は可逆圧縮(Lossless)を選択しましょう。

compressor

compressor.io

JPEGmini

JPEGの圧縮に特化したツール。JPEGのファイルサイズを最大80%も減らしてくれます。圧縮後にオリジナルの画像と比較することができ、効果も分かりやすいです。
PCにインストールする無料版のソフトもあります(1日20枚まで圧縮可能)

jpegmini

JPEGmini

Optimizilla

一度に最大20個までJPEGやPNGファイルをアップロードすることができる圧縮ツール。アップロード後に圧縮した画像とオリジナル画像を比較でき、圧縮レベルを調整することができます。

optimizilla

Optimizilla

PNGGauntlet

画質を劣化させずにPNGファイルを圧縮してくれるWindows用フリーソフト。ドラッグ&ドロップ操作で簡単です。

pnggauntlet

PNGGauntlet

ImageOptim

PNG、JPEG、GIFに対応したMac用の画像圧縮アプリです。、画像に含まれるEXIF情報などを削除してファイルサイズを減らしてくれます。

imageoptim

ImageOptim

Excelの機能で画像を圧縮する方法

これまでは、Excelに画像を貼り付ける前に外部のアプリケーションを使ってサイズを圧縮する方法をお伝えしました。ここからは、元からExcelに備わっている機能を使って圧縮する方法をお伝えいたします。

画像を挿入する際に自動的に圧縮する方法

こちらの方法は、筆者が一番オススメする方法です。大変容量が大きい以下のサンプル画像を使って説明します。

サンプル画像

プロパティで確認したら、ファイルサイズが714KBありました。

圧縮前のサイズ確認

こちらの画像を圧縮無しで、そのままシートに貼り付けます。

圧縮なしでエクセルに貼り付け

貼り付けた後にbookを保存し、プロパティで容量を確認します。ファイルサイズが723KBありました。

圧縮無しのbookサイズ確認

圧縮しないで画像を貼り付けてしまうとさすがに重いので、以下の設定を施しましょう。まずは、左上の「ファイル」をクリックしてください。
※キャプチャはExcel2013です

添付時に圧縮する方法

次に「オプション」をクリックしてください。

オプション選択

「詳細設定」を選択した後、見出し「イメージのサイズと画質」の設定に赤枠で囲った箇所があります。この赤枠がファイル圧縮の設定エリアです。
圧縮しない設定は、以下のように「ファイル内のイメージを圧縮しない」のチェックボックスが「オン」になっています。

圧縮しない設定確認

「ファイル内のイメージを圧縮しない」のチェックボックスを「オフ」にして、「既定の解像度の設定」のプルダウンで任意の値を選択しましょう。
ppiの値が少なければ少ないほど、圧縮率が上がります。今回は、一番低い値「96ppi」に設定しました。

圧縮する設定確認

96ppiの状態で、先ほどの714KBのサンプル画像を貼り付けます。この程度の大きさですと、画像の粗さは肉眼では分かりません。

圧縮してエクセルに貼り付け

bookを保存し、プロパティで容量を確認します。約10分の1に圧縮され、ファイルサイズが72.2KBになりました。

圧縮後のbookサイズ確認

画像の貼り付け後に圧縮する方法

こちらの方法は、すでにサイズの大きい画像がシートに貼り付けられている状態で後から圧縮する方法です。

書式タブから圧縮する方法

圧縮前の画像を選択後、「書式」タブを選択し、「図の圧縮」をクリックします。

図の圧縮方法

画像の圧縮ダイアログボックスが現れますので、ここで解像度の選択をします。下図では「ドキュメントの解像度を適用」が選択されておりますが、こちらは圧縮をかけないという意味です。

図の圧縮ダイアログボックス

高圧縮の96ppiを選択し、「OK」ボタンをクリックします。

ppiの選定

bookを保存し、プロパティで容量を確認するとファイルサイズが72.2KBになりました。先ほどの方法も解像度が96ppiでしたので同じ値になります。

圧縮後のサイズ確認

名前を付けて保存から圧縮する方法

左上の「ファイル」をクリックしてください。

名前を付けて保存から圧縮

「名前を付けて保存」をクリックしてください。

名前を付けて保存を選択

保存ボタンの左に「ツール」というプルダウンメニューがありますのでクリックしてください。

ツールを選択

その中から「図の圧縮」を選択してください。

図の圧縮を選択

画像の圧縮ダイアログボックスが現れますので、今回も高圧縮の96ppiを選択し、「OK」ボタンをクリックします。

解像度を選択しOK

bookを保存し、プロパティで容量を確認するとファイルサイズが72.2KBになりました。どの方法を用いても圧縮率に変化はありません。

圧縮後のサイズ確認

画像をトリミングして圧縮する方法

こちらは画像をトリミング(切り抜き)して、画像のサイズ(大きさと容量)を小さくする方法です。
画像を選択後、「書式」タブを選択し、「トリミング」をクリックします。

トリミングで圧縮する

トリミング後の画像をドラッグして調整します。

トリミング範囲

画像外のところをクリックし、トリミングを決定します。しかし、この状態では画像の大きさだけ見た目上縮まったものの、容量は変わりません。

トリミング後の画像

そこで画像を選択後、「書式」タブを選択し、「図の圧縮」をクリックします。

トリミングした画像の圧縮

画像の圧縮ダイアログボックスが現れますので、圧縮オプションの「図のトリミング部分を削除する」のチェックボックスを「オン」にして、「OK」ボタンをクリックします。
※OKボタンをクリックしたら、トリミングの範囲を広げたり元に戻すことはできません

図の圧縮ダイアログボックス

bookを保存し、プロパティで容量を確認するとファイルサイズが48.2KBになり、トリミングで切り取られた箇所分も圧縮されました。

トリミング後のサイズ確認

Posted by 2016年6月8日

このページをフォローする

おすすめの本はこちら

今すぐ使えるかんたん Excel 2016
技術評論社編集部-技術評論社
¥ 1,296
全320ページ